監督ナカジマのふくおか移住日記

映画監督の中島良の福岡移住を日記にします

ふくおかウマイもんレポート!

こんにちは!監督のナカジマです。

「なつやすみの巨匠」で興味深い写真がありました。

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これは撮影現場で助監督さんにタケちゃん役の東くんがカチンコの叩き方を習っている様子です。それと、もひとつ。

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ヘッドホンで録音さんの音を聞いている野上くん。すごくワクワクした表情。永江くんも「きかせて〜」と興味津々。

今回の映画では子供たちは出演するだけでなく、映画の技術パートにも興味を持ちました。すごくいいことですね。私も子供のときにこんな体験したかったなーって思ったので今後、映画のPRもかねて動画制作ワークショップとか開きたいなーと思っています。

「おまえば女優にしちゃる!」っていうセリフ通り、参加者が出演して、撮影もして一個の作品を作るみたいな!

 

さて今日のふくおか移住日記はー「ふくおかウマイもんレポート!」

西新で生まれ育った方に教えてもらいました。

「粉屋」

食べログのアドレスはこちら

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祖原にあるパスタ屋さんです。いや〜、初めてこんなおいしいパスタ食べました。

魚介類が口の中で踊っていました。

そして西新と言えば、このおやつ。

「むっちゃん万十」

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映画の中では落合モトキさん演じる、マイルドヤンキーの佐古がむっちゃん万十を食べながら登場します。ウマイです!

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「ふくおかウマイもんレポート」は出会った人からオススメされたお店にいくので、教えてください〜。

 

ところで先日、映画を見に行きました。とてもおもしろかったのでオススメします。

「バードマン」

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主人公がひたすら落ちて・落ちて・落ちていくというコメディ映画。最後に種明かしがあって切ないけれど温かい気持ちになれます。すばらしい作品。

監督のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの映画は大学生の頃からずっと見てきていてすごく影響を受けています。これまでの作品は痛々しい人間のリアルをえぐる作風でしたが、今回の「バードマン」は優しい視点の喜劇です。年齢を重ねると視点が優しくなるのかもしれませんね。

イニャリトゥ監督作品のオススメはこちら

すごく痛いです。心をえぐられるのがお好きな方におすすめ。

ちなみに私はこれに影響をうけて、自分をえぐるようにして作品を作りました。

20代前半の頃でした。


「俺たちの世界」劇場版予告 - YouTube

 

早く「なつやすみの巨匠」の予告編をみなさんに見てもらいたいです!

「なつやすみの巨匠」も「バードマン」のように多くの方の心に残る作品になるよう、今後も活動を続けていこうと思います。 

それでは、また! 

 

 

 

 

 

ふくおか婚活大作戦スタート!

こんにちは!ナカジマです。先月誕生日だったんですが、私の父からのメールが来て

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いやー、レスに困りましたね!

私もパートナーを探して福岡にやってきたということもあり、婚活大作戦スタートしました。というわけで

「婚活BARに行ってきました!の巻」をお送りします。

  さっそく行くぞ!と自転車で向かいましたが、めちゃめちゃ迷いました。地図の読めない男なもんで、、、でもそれは不安と恐怖が原因だったのです。

そもそもお酒弱いし、BARとか探偵のイメージしかないし、トーク下手だし

こわいっっっ!!

おそるおそるドアを開けると、お店はムーディーです、お洒落です、店員さんも丁寧に接してくれました。まだ女性のお客さんは来ていないようです。

私は温かいウーロン茶を頼んで薄闇の中に佇みました、イスの座り心地もよいです。

緊張の高まる中、私の頭の中は

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そして。。。。。来た!!

2人組の女性!!!

※女性についてはプライバシーがあるので書きません。ご了承ください。

そして店員さんが「それでは、行きましょうか」

私「・・・・・・」

店員さん「・・・・」

私「・・・・・・」

結局、店員さんに

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女性とのトーク開始。沈黙。。。。。沈黙。。目を合わせなきゃ。。。。

この壁を壊せ!

私「人生を変えるためにこの街にきたんです!!」

女性「?!」

緊張で言動が飛躍しすぎてしまいました。。。

 女性側のコミュニケーション力が高く、話を引き出してもらて博多弁トーク。

「なつやすみの巨匠」でも盛り込まれていますが

「いち・に・さん・ヤー!」

「くらすぞ!」

など博多弁の魅力について語り、盛り上がることができました。

しかし、そこでタイムアップ!制限時間は30分なのです。

そして次のテーブルへ。新しい女性とのトークが始まります。

全てがリセット。再びの沈黙。これはスタートダッシュかけないといけません、相手に慣れてきたら終わってしまう。私のプロフィールに趣味:漫画と書いてあったので、お相手が質問してくれました。

女性「漫画は何が好きなんですか?」

私「えっ、エッセイ漫画がすきで、さくらももこの「もものかんづめ」とか〜」

女性「?!」

古すぎました!!私が小学生のときのベストセラーですから!超爆笑できるエッセイです。

 また、別のテーブルでは

女性「AKBでは誰が好きですか?」

私「アサヤンが好きで、モー娘。ですね、アサヤン周富徳が〜

女性「?!」

 また、別のテーブルでは

女性「ネコカフェいきました」

私「あ〜、犬が好きです、あ〜

女性「?!」

ことごとく違うレスポンスを返してしまいました。

脳の機能が低下して結局、お酒は一杯も飲まなかったのですが

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今回わかったことは私と普通に話せる女性はコミュニケーション力が高いってことですね!

ところで皆さん、初恋っていいですね。あの頃にもどりたい「なつやすみの巨匠」をよろしく!

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福岡の賃貸って爆安!&セクハラ発言の釈明など

こんにちは、監督のナカジマです。

おもしろい現場写真見つけました!

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これはどんな状況なんでしょうね。

マリアちゃんが虚空を見つめているように感じるのは私だけでしょうか。

今後も「なつやすみの巨匠」の撮影現場を監督の目線で紹介していきますね。

 

さて、移住第一歩のためにアパートを借りました。

今日はそのことと脚本の入江さんが、ブログで書いた「監督の出張セクハラ」についての釈明などを行います。

 東京ではワンルームのアパートでも5万円くらいします。なので福岡の賃貸相場を見たとき、目が飛び出しました。ワンルーム2万円とかたくさんあるじゃん!

って8000円!?

ワンルームで月8000円の家賃って爆安ですね。

 というわけで内見しにいってみると。

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なかなかなホラーな雰囲気です。霊的パワーはないのですが、やめときました。

私は自転車移動が主なので、天神にもすぐいけるし、海にもすぐいけるところに住みたいなと。山梨で育ったので海に憧れがあり、僕の作品には結構海がでてきます。で色々まわって、結局、西新にしました。家賃は18000円。私にも維持できそうです!!なんか大学生の時の一人暮らしみたいでルンルン。

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で入居してみて、不思議部分を発見しました。

これどこが変かわかりますか?

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青い部分をひねるとお湯がでて、赤い部分をひねると水が出るんです(笑)

鏡の中の平行世界に入ったような気持ちになりました。 

 

そして市役所でのセクハラ発言に関して。重ね重ねお詫び致します。

 自分の考えていることを伝えたいという気持ちが前に前にとでてしまって

「この福岡を舞台に子供が活躍する映画を作りたいんです!(きりっ)」

 ってところが

 「この福岡で子供が作りたいんです!(あっ。。)」

ってなっちゃったんです。昔からそうなんですよー。子供の頃から人に伝わっていなかったり、会話の文脈がわからなくて、意味不明な発言しちゃったり。

なので子供の頃から会話が苦手で空気も読めないので、ほとんど学校では机に突っ伏して

 寝ていました。その姿勢だとお腹にガスが溜まるみたいで授業中とかに不意におならが出てしまいます。 

「プゥ〜」って。漫画みたいな高い音なんですよ。

教室の空気が止り、みなの視線が私に集まります。恥ずかしかったですね、

でも、今では良い思い出です。

 学校で浮いていた私ですが、最近この漫画と自分の子供時代があまりに共通点が多かったので、ネットで色々調べたんですが、私は発達障害かもしれないですね。

漫画は沖田 ×華(おきた ばっか)さんの「ニトロちゃん」です。

 発達障害の小学生を描いた漫画です。ぶっちゃけ泣けますよ、将来映像化したい作品の一つです。

 

 

ハッピーでミラクルな出来事とゴーマニズム宣言

こんにちは、監督のナカジマです。

「なつやすみの巨匠」の試写会が福岡で催されました。来られなかった人はぜひ次回!!

その時、すごくハッピーでミラクルな出来事があったので、今日はそのことを書いた後・・・ゴーマニズム宣言を行おうと思います。

 

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さて、試写の当日、私はすごく緊張して不安な気持ちを抱えていました。

緊張しすぎて、試写室近くの中洲であい橋のベンチで筋トレしてたくらいです。

その前に催された東京の試写では、とても好意的な評価があった反面、冷静なご意見もいただいていました。

それは一言で言うと「作品自体は良いが、マーケティング的には難しい」ということでした。

その理由は

・子供が主役の邦画は近年ヒットしていない

・地域色が強すぎる

・一直線に進むストーリーではない

  上記の3つです。

マーケティング的には売りづらいことはわかって取り組んだ企画です。しかし改めて指摘されると「ふぅ〜」と胃が重たくなりました。

試写は中洲大洋劇場さんで行われました。すごく風格ある劇場ですね。

 

ロビーで久しぶりに再会する人たちとも緊張しちゃって何かギクシャクした感じ。

あわわわ。。。

さっそく上映開始!劇場に緊張が張りつめます。

子供たちのやりとりの中で どっと笑いが起こって、場内が暖まりました。

ぐんぐん 引き込まれて、一体感が生まれ、ラストシーンではすすり泣く声や、涙をぬぐっている方が大勢おられました。

 映画が終わって、明るくなってしばしの静寂が。。。そして満場の拍手。

私は感動で震えながら皆さんの前で挨拶をしましたが、隣の人はそんなレベルではなかったのでしょう。企画・脚本の入江さんは感動でむせび泣いて、挨拶ができないほどでした。

みなさん、ニコニコしていて暖かい気持ちが場内に満ちていました。

とても高く評価していただき、たくさんの感想をいただきました。

そこでお話してわかったことがありました。

3つのネガティブな要素は福岡のお客さんにとっては、むしろポジティブに作用していたのです。

つまり

・子供が主役の邦画は近年ヒットしていない

→これは子供はアニメを見たがるし、大人は大人向けの作品を見るから「児童映画というジャンルには観客がいない」という理由ですが、むしろ試写では「大人も子供も一緒に見られる内容だから家族で見たい」と言ってもらえました。そして高齢者の方も「孫とまた来ます」とおしゃっていました。

・地域色が強すぎる

「今までこんなに福岡に対して愛をもって描いた作品はない」

・一直線に進むストーリーではない

「人生はそういうもの、物語は主人公ただ一人のためだけにあるのではない、登場人物全員のためにある」

多くの人たちが作品を自分たちの宝物にように感じてもらえたようでした、私はすごくすごく幸せでした。

 

そして、中洲大洋劇場さんも作品を気に入ってくれて、

なんと“夏休みいっぱいロングラン上映”をしてくれることになりました。

 これはミラクルなことです、夏休みは大手のアニメやメジャー作品が目白押しなので普通、かけてもらえないのです。

この福岡で「できる限りたくさんの人たちに見てもらいたい」という気持ちからだそうです。

実際、この作品は福岡のたくさんの方々が支援してくれた手作りの映画です、そしてこの魅力はその場所とそこに住む人たちが活き活きと生きている、ということに尽きるのではないでしょうか。

本当にありがとうございました!!とにかく宣伝がんばりたいと思います! 

 

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「作品自体は良いが、マーケティング的には難しい」ということについてです。

昔からそれについては疑問を感じており、毎回作品を作るときはささやかに抵抗していました。そうした姿勢が一部の方々から評価していただき、たくさん作品を作る機会を与えてもらいましたが、ヒットにはめぐまれず、じくじたる思いを抱えてました。

そもそも営利活動ですし、映画に限らずモノを作って流通させるには莫大なお金がかかります。だから商業作品は売れるためにマーケティングに沿って作られています。

これは売れない映画監督の被害妄想だと思ってもらっていいのですが、 私の目には作品が「ベルトコンベアーにのって廻される寿司ネタ」のように扱われていると感じています。

 ・客入りの悪いネタ(映画)は一週間で打ち切り、別のネタにとりかえ。

・似たようなネタばかり流れてくる。

・ネタが悪くても良くみせるテクニックで食べさせる。

・誰がネタを作っているのかわからない、というか興味をもたせない。

・とにかく次から次へとネタが流れてくる、大量廃棄。

・ネタを作った人に利益が還元されない、分厚い既得権の存在。

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という認識をもってまして、この仕組みはバブリーな感じがします。

この中では確かにマーケティングが大事だと思いますが

もっと大切に扱ってほしいし、消費という観点ではなく、自分や誰かにとって末長く愛される作品になってほしいのです。

 (※回転寿司を貶めているわけではありません、喩えが不快に感じた方には謝ります)

 プロなんだから、甘ったれたこと言うな!と思われる方もいらっしゃるはずですが、こういう業界構造では作り手は疲弊し、受け手はいなくなるのではないでしょうか。

というわけで

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長文ありがとうございました。また読んでくださいねー。

ふくおか移住日記をはじめます!

みなさん、こんにちは監督のナカジマと申します。

昨年の夏に撮影した映画「なつやすみの巨匠」をきっかけに福岡が大好きになりました。

というわけで、これからは福岡への移住を目標に生きていきます。

そしてその過程を映画の宣伝もかねて日記に書くことにしました。

 

 今日の日記は

「映画の告知」「福岡の洗礼」

の2本立てで送ります。 

 

まずは映画の告知です。

映画「なつやすみの巨匠」は福岡中洲大洋で7月11日からロードショーが決定しました。やったー!!

祝いの蔵出し写真をどうぞ!

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はい、これは小雨がふる中、キャストの芝居を想像して海辺にたたずむ私の姿です。

どうでもいいですねって、なんでこんな写真撮ったんでしょうか?

みなさんが欲しいのはこれですね。はい!

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 これはカメラマンの猪本さんです。小雨で撮影が一時中断したので、遊んでいたようです。小雨降る中、監督はたたずみ、カメラマンは遊ぶ。映画の撮影って面白いですね

ってなんでこんな写真撮ったんでしょうか?

というわけではい!

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 これが映画の撮影です。たくさんの人が出演者を取り囲んで、大きいカメラを抱え込んで、ものものしい雰囲気ですね。どんなシーンかはお楽しみです。

というわけで映画HPを今後もチェック&拡散お願いします。

これから予告編やメイキングやインタビューなどたくさんコンテンツが増えますよー。

 

さて、本題の

ーふくおか移住日記 ー「福岡の洗礼」

 本格的に移住するためアパートを借りようと決心した私、ナカジマは颯爽と福岡空港

降り立ち「私は独身だ、福岡への移住が目標なわけだから、もちろんお嫁さんもこの地でもらわねばなるまい!」と気負っておりました。

とそこに、私の目の前を麗しげな女性が髪をなびかせて通る。

思わず目で追う。さらに先にはモデルスタイルのかっこいい女性が。

さらに先には、さらに先には!

見渡せば私は美人に囲まれていた!

う、う、動けない!?

 

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久しぶりに人生でスローモーションを感じました。

福岡って美人多くないですか?

これが福岡の洗礼でした。

 

こんな感じで更新しますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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